佐渡汽船カーフェリー 乗客1人海に転落可能性 手がかりなし

14日夜、佐渡市の両津港から新潟港に向かうカーフェリーに乗船していた乗客1人が海に転落した可能性があるとして、15日、巡視艇やヘリコプターによる捜索が行われましたが、手がかりは見つかりませんでした。

新潟海上保安部によりますと、14日午後7時30分に佐渡市の両津港を出発し、午後10時に新潟港に到着した佐渡汽船のカーフェリー「ときわ丸」の船内でリュックの忘れ物がありました。
15日朝、佐渡汽船の職員が乗客の乗り降りをする場所に設置されたカメラの映像を確認したところ、船を下りる時の人数が、乗船した時より、1人足りないことが分かりました。
車に乗って船を下りた場合はカメラに写らない可能性もあるということですが、職員は新潟海上保安部に通報しました。
海上保安部は乗客1人が海に転落している可能性があるとして、15日朝から巡視艇やヘリコプターで「ときわ丸」の航路付近を捜索したほか、船にある複数のカメラの映像などを確認しましたが、これまでのところ手がかりは見つかってないということです。
海上保安部は引き続きカメラの映像を確認するとともに、通常のパトロールに合わせて捜索を続けるということです。