三条市 ふるさと納税寄付額3倍以上増 制度の積極活用へ

三条市は昨年度、ふるさと納税の返礼品を増やしたり、PRを強化した結果、寄付額が前の年度の3倍以上に増えました。
南魚沼市や弥彦村も昨年度の寄付額が過去最高を更新し、ふるさと納税を積極的に活用しようという動きが活発になっています。

三条市によりますと、昨年度のふるさと納税の寄付額はおよそ50億4000万円と前の年度の15億円余りの3倍以上に増えました。
三条市はおととし、ふるさと納税のマーケティング責任者を民間から起用するとともに、昨年度からは外部への委託を取りやめ市が直接担う形にしました。
そのうえで、より多くの人に関心を寄せてもらおうと、返礼品の数を増やしたり地元企業のものづくりの様子をウェブで紹介したりした結果、寄付額の急増につながったということです。
三条市は「三条市で生産される製品は耐久性にすぐれているので壊れにくく、同じ返礼品のリピーターは増えづらいが、魅力的な農産物もたくさんあるので引き続き返礼品を拡充していきたい」と話しています。
このほか、コメなどの返礼品が人気を集めている自治体では昨年度、南魚沼市がおよそ50億8000万円、弥彦村が6億6000万円余りとそれぞれ寄付額が過去最高を更新し、ふるさと納税を積極的に活用しようという動きが活発になっています。