旬の県産食材使った料理 新潟市中央卸売市場が今月限定で提供

県民にあまり知られていない旬の県産食材の魅力を広め消費につなげようと、新潟市中央卸売市場が市場の施設内にある飲食店で県産食材を使った料理を今月限定で提供しています。

新潟市中央卸売市場がアピールしている旬の県産食材は今月から来月にかけて佐渡や粟島周辺の海域で水揚げされている「県産本マグロ」と新潟市北区の数軒の農家だけが生産している「やきなす」です。
県民に味わってもらうことで流通の拡大につなげようと、今月いっぱい市場の施設内にある7つの食堂で金曜日と土曜日限定で「マグロ丼」や「すし」に焼きなすの小鉢を付けたセットなどの提供を始めました。
市場の担当者によりますと「県産本マグロ」は脂はさっぱりとしていて赤みの風味が強いということですが、主に関東などに出荷され県内ではあまり流通していません。
また「やきなす」は皮と実がやわらかく、名前の通り焼きなすにすると甘みが引き立っておいしいということです。
新潟市中央卸売市場の井上正則主査は「今回は知名度が低い食材や希少価値の高い食材をPRしたい。より多くの方に食べていただければ、市場としても取り扱いが増やせるのでぜひ食べてもらいたいと思います」と話していました。