マンホール内で作業の2人 病院搬送 1人は死亡 長岡市

5日午後、新潟県長岡市で市立図書館の敷地内にあるマンホールのなかで作業をしていた男性2人が意識がない状態で倒れているのが見つかり病院に搬送されましたが、1人の死亡が確認されました。
消防によりますとマンホール内の酸素の濃度が低かったということで、警察は酸欠の可能性もあるとみて調べています。

5日午後5時ごろ、長岡市立中央図書館の職員から「作業員2人が倒れている」と消防に通報があり、2人は意識がない状態で病院に搬送されました。
2人は手当てを受けていましたが、このうち新潟県見附市の会社員、山田栄二さん(47)が亡くなりました。
警察によりますと2人は市内の設備会社に勤務しているということです。
現場は図書館内の地下排水溝に通じるマンホールで、合わせて5人で図書館のトイレの改修工事を行っていましたが、発生時はマンホールの中には2人しかいなかったということです。
発生当時図書館の中には人がいましたが、警察によりますと全員が避難して無事だということです。
消防によりますと現場では可燃性のガスの発生はない一方、マンホール内の酸素濃度が低かったということで、警察は酸欠の可能性もあるとみて詳しく調べています。