新潟県 大型連休中の山岳遭難9件 夏山登山で注意呼びかけ

ことしの大型連休の期間中に県内で発生した山岳遭難は9件と、去年の同じ時期より2件増えました。
本格的な夏山シーズンを前に、警察は、自分の体力に見合った山を選び、周りの人に行き先や登山ルートなどを伝えてから出かけるよう呼びかけています。

県警察本部のまとめによりますと、先月29日から今月7日までの大型連休の期間中に県内で発生した山岳遭難は9件と、去年の同じ時期より2件増えました。
また、遭難した人も9人と去年の同じ時期より2人増え、このうち亡くなった人はいませんでしたが、3人がけがをしました。
登山道が整備される山開きより前に登山して道に迷ったり、山菜採りのため入山し転落や滑落をしたりして遭難したケースが多かったということです。
阿賀野市と阿賀町にまたがる五頭山に登山に訪れた50代の男性が下山途中に疲労で動けなくなり、ヘリコプターで救助されるケースもありました。
本格的な夏山シーズンを前に警察は、自分の体力や経験に見合った山を選び、周りの人に行き先や登山ルート、帰宅予定時間などを伝えてから出かけるよう呼びかけているほか、万が一の場合に備え携帯電話やモバイルバッテリー、食料や懐中電灯などを持っていってほしいとしています。