新潟の会社が雇用調整助成金1億5000万円余り不正受給

新潟労働局は、居酒屋や美容室を経営する新潟市の会社が新型コロナウイルスの影響で従業員を休ませたなどとするうその書類を提出し、雇用調整助成金1億5000万円余りを不正に受給していたと発表しました。
会社はすでに全額を返還したということです。

新潟労働局によりますと、雇用調整助成金を不正に受給していたのは、居酒屋や美容室を経営している新潟市中央区の企業「WONE」で、3年前の3月からおととし4月にかけて、実際には従業員が休んでいないにもかかわらず休ませたなどとするうその書類を提出し、雇用調整助成金1億5000万円余りを不正に受給していたということです。
雇用調整助成金は新型コロナの影響を受けた企業が従業員を休ませるなどして雇用を維持した場合に、国が休業手当などの一部を助成するものです。
労働局は先月24日に返還を命じ、会社は違約金を含めて全額を返還したということです。