乳がん手術後も温泉を 宿泊施設貸し切りへ 新潟 長岡市

長岡市は、乳がんなどの手術をした人に手術のあとを気にせず温泉を楽しんでもらおうと、来月、市内の宿泊施設を貸し切ることにしました。

この取り組みは、長岡市が女性の価値観などを市政に反映させるために意見を募った際、「乳がんの手術のあとを隠して温泉に入っている」という声が寄せられたことから行われることになりました。
市は来月15日に長岡市川口地区にある宿泊施設、「えちご川口温泉リゾートホテルサンローラ」を貸し切って、乳がんなどの手術をした人に手術のあとを気にせず温泉を楽しんでもらうことにしています。
また、参加者どうしで交流できるように、飾りづくりやマルシェのイベントのほか、医師との交流会も予定されています。
宿泊と日帰りのコースが用意されていて、家族や友人なども同行できるということで、定員はあわせて30人です。
長岡市の磯田市長は、「困難を抱える女性をサポートするとともに、女性の意見を政策に反映し、あらゆる人が暮らしやすいまちづくりを進めていきたい」と話していました。