G7報道関係者が「佐渡島の金山」の史跡巡るツアー

13日に閉幕したG7=主要7か国の財務相・中央銀行総裁会議の関係者に世界文化遺産への登録を目指す「佐渡島の金山」について知ってもらおうと、14日、佐渡市で史跡などをめぐるツアーが開かれました。

ツアーには、国内外の報道関係者6人が参加し、朝フェリーに乗った参加者たちが佐渡市の両津港に到着しました。
参加者たちは、はじめに佐渡の金銀山の歴史や生産技術を学ぶことができる施設を訪れたあと、金銀山を管理していた佐渡奉行所などの周辺を散策しました。
そして、金の採掘が行われていた「史跡佐渡金山」に残る江戸時代の坑道「宗太夫坑」を訪れました。
参加者はガイドから、坑道には金を掘る人だけではなく、作業の妨げとなる水をくみ上げる人や落盤を防ぐ人がいたこと、金の採掘の際に「やわらぎ」と呼ばれる神事が行われていたことなどを紹介され、興味深そうに展示を眺めていました。
ツアーに参加した海外メディアの30代の男性は「非常に興味深く、とてもよかったと思います。良い天気で、緑も美しく、訪れることができてよかったです」と話していました。
ツアーを企画した新潟市2023年G7サミット推進課の小林夏那恵さんは「楽しんでくれていたようで、企画した私たちもとてもうれしくなりました。魅力をぜひ伝えてほしいです」と話していました。