移築された蔵春閣 29日から一般公開

新発田市出身の実業家、大倉喜八郎が建てた別邸、蔵春閣がJR新発田駅近くの公園に移築され、29日から一般公開されています。

蔵春閣は新発田市出身の実業家、大倉喜八郎が東京・向島に建てた木造2階建ての別邸で、JR新発田駅近くの東公園に移築されました。
28日は開館を記念する式典が開かれ、建物を寄贈した大倉文化財団の村上勝彦理事長から新発田市の二階堂市長に目録がおくられました。
「蔵春閣」は延べ床面積がおよそ300平方メートルあり、伊藤博文や渋沢栄一など政財界の要人が招かれたことで知られています。
29日から6月末までは入館料が無料で一般公開されていて市は、大型連休に新発田城までの回遊ルートとして楽しめる新たな観光施設として期待しています。
さらに7月には貸し出しも始まり、新発田市は会合や記念写真の撮影など幅広く活用してほしいとしています。