三条市 福祉施設で作られた菓子などカプセルトイで販売支援へ
障害のある人たちの活動を支援しようと福祉施設で作られた菓子や生活雑貨を入れたカプセルトイの販売機が三条市内に設置され、一部で売り切れるなど反響を呼んでいます。
新型コロナウイルスの感染が続くなか福祉施設で作られた菓子などを販売する機会が減っていることから、三条市はカプセルトイを活用して障害のある人たちの活動を支援する試みを先月から始めました。
販売機は市内の企業から寄贈されたもので、カプセルの中には障害のある人たちが市内の福祉施設で作った菓子や、ヘアゴムなどの生活雑貨が入っています。
1回300円でハンドルを回すことができ、カプセルの一部には「当たり」として福祉施設が運営するカフェの食事券も入っています。
市によりますと、先月、市役所や飲食店など市内8か所に販売機を置いたところ趣旨に賛同した人たちの間で反響を呼び、すでに売り切れた販売機もあるということです。
販売機が置かれた施設の1つを訪れた50代の女性は、「ゲーム性があっておもしろいと思い子どもと来てみました。福祉施設で作っているものを知ることができていいですね」と話していました。
三条市福祉課の大橋沙織さんは、「反響がとても大きく生産が追いつかないぐらいでびっくりしています。カプセルトイを通じて障害のある人たちの活動や作っている品物について知ってもらいたい」と話しています。