酒気帯び運転で40代警部を停職3か月の懲戒処分 糸魚川署

今月、糸魚川警察署の40代の警部が酒気帯びの状態で車を運転したとして、県警察本部は、停職3か月の懲戒処分としました。

懲戒処分を受けたのは、糸魚川警察署の課長で40代の男性警部です。
県警察本部によりますと、今月1日、警部が車で署に出勤した際に署員が酒のにおいに気づき、検査をしたところ、呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたということです。
調べに対し、警部は前日の夕方から7時間あまり、ほかの署員たちと居酒屋などで、ビールや焼酎を10杯ほど飲んでいて、「酒が体に残っているという認識はあったが、高い数値が出るとは思わなかった」などと話しているということです。
警察は17日、酒気帯び運転の疑いで新潟地方検察庁に書類送検しました。
また、県警察本部は警部を17日付けで停職3か月の懲戒処分とし、警部は依願退職したということです。
県警察本部の清水宏明首席監察官は、「飲酒運転の根絶に取り組んでいるなか、幹部警察官がこのような事案を起こしたことは極めて遺憾であり、深くお詫び申し上げます。全職員に対する指導を徹底し、再発防止と信頼回復に努めていきます」とコメントしています。