大雪の中で地震が起きたら 被害を考える学習会 津南町
雪が降り積もったなかで地震が起きた場合にどのような被害が出るのか考えようという学習会が、2日津南町で開かれました。
津南町にある津南中等教育学校では防災や地域の活性化について生徒が調べて解決策を探る学習に力を入れていて、2日は生徒が企画した避難訓練と学習会が行われました。
参加したのは生徒およそ280人で、はじめに緊急地震速報の音声が流されると教室や廊下などでうずくまり、身を守る姿勢を確認しました。
続いて雪が降り積もったなかで地震が起きた場合にどのような被害が出るのか考えようという学習会が行われ、生徒たちは雪崩によって集落が孤立し、食料が不足するといったケースを挙げていました。
また12年前の平成23年3月に震度6強の揺れを観測した長野県栄村の職員に当時の状況を聞き取った動画が紹介され、生徒たちは集落が実際に雪崩によって孤立状態になったことなどを学びました。
学習会を企画した女子生徒は「私たちは大雪の際の地震は経験がありませんが、想定外の事態にも対応できるようにと思い企画しました。いざというときに身を守れるよう行動していきたいです」と話していました。