湯沢町出身のテノール歌手 笛田博昭さんが小学校で交流 新潟

日本を代表するテノール歌手の1人で湯沢町出身の笛田博昭さんが、新潟市の小学校で子どもたちと交流し、伸びやかな歌声を披露しました。

湯沢町出身で東京のプロの歌劇団に所属する笛田博昭さんは、「トスカ」や「蝶々夫人」など数々のオペラに出演するほか、海外のコンクールでも活躍しています。
芸術に触れることを通じて子どもたちに夢に向かって努力する大切さを学んでもらおうと、新潟市中央区の上所小学校で21日、笛田さんのコンサートが開かれ、およそ630人の児童が参加しました。
笛田さんはイタリアの民謡「オー・ソレ・ミオ」など4つの曲をマイクを使わずに披露し、伸びやかな歌声が体育館に響き渡りました。
曲の合間には子どもたちに語りかけ、「同じ顔や性格を持った人は存在しないので、人と違ってもいい。自分のポリシーを大切にしてほしい」とメッセージを伝えていました。
コンサートのあと5年生の1人は「歌手の歌声を生で聴いたことが無く初めてでした。迫力があったし、低い音や伸ばす音の声の出し方がすごかった」と話していました。
笛田さんは「大人が何かを真剣にやっている姿を見て何かを感じてほしいと思って歌いました。子どもたちが笑顔で聴いてくれてうれしかったです」と話していました。