県 子育て支援 入園入学時に現金受け取れる制度創設で調整

子育て支援の強化に向け、県は金融機関と連携して10億円規模の基金を設け、生まれた子どもが保育園や幼稚園に入園した時と小学校に入学した時に現金を受け取れる新たな制度を創設する方向で調整を進めています。

子育て支援をめぐり、政府はことし4月から出産育児一時金を50万円に引き上げるほか、妊娠から出産、子育てまでの一貫した相談支援と、妊娠・出産時にそれぞれ5万円相当の経済支援を組み合わせた事業を打ち出しています。
そして県は独自に子育て支援を強化するため金融機関と連携して10億円規模の基金を設け、生まれた子どもが保育園や幼稚園に入園した時と小学校に入学した時に現金を受け取れる新たな制度を創設する方向で調整を進めています。
所得制限は設けない方向で具体的な金額についても検討を重ねています。
これに関連して花角知事は10日午前、記者団に対し「結婚から妊娠・出産、子育ての節目に継続して社会が応援しているという強いメッセージを県民に伝えたい」と述べました。