新潟空港国際線 3年ぶり再開 外国人旅行者回復につながるか
台湾の格安航空会社「タイガーエア台湾」の新潟と台湾を結ぶ路線が17日、就航し、新潟空港の国際線がおよそ3年ぶりに再開しました。
歓迎の声が上がる一方で、ほかの国際線の再開のメドは立っておらず、外国人旅行者の本格的な回復につながるか注目されます。
17日、就航したのは台湾の格安航空会社「タイガーエア台湾」の新潟と台北を結ぶ便で、午後2時半すぎに乗客160人余りを乗せた旅客機が新潟空港に到着しました。
乗客は出迎えた人たちから魚沼産コシヒカリや日本酒などが入った記念品を贈られていました。
台湾から訪れた54歳の女性は「新潟に来るのは2回目です。新潟のコメと温泉や景色が好きでもう一度来ました」と話していました。
また、台湾から訪れた30歳の男性は「台湾ではこんなに雪が積もることがないので雪を見るのが楽しみで来ました。温泉や酒蔵にこれから行きます」と話していました。
このあと式典が行われ、花角知事は「台湾は新潟県を訪れる外国人観光客の中で最も多く訪れてくれていて、今回の就航をうれしく思う」とあいさつしていました。
新潟空港の国際線は、新型コロナウイルスの影響で2020年3月にすべての便が停止していて、17日、およそ3年ぶりの再開となりました。
一方、県によりますと2018年度におよそ4万2000人の利用があった韓国のソウルを結ぶ路線や、中国のハルビンや上海を結ぶ路線など、ほかの国際線の再開のメドは立っておらず、外国人旅行者の本格的な回復につながるか注目されます。