新潟県の最低賃金先月から引き上げ 厚労省は企業への助成拡充

新潟県の最低賃金が先月から31円引き上げられました。
中小企業などからは原材料費が高騰する中で人件費が増えることへの懸念も聞かれ、厚生労働省は最低賃金を引き上げる企業への助成金を併せて拡充しました。

最低賃金は厚生労働省の審議会などでの議論を経て毎年、引き上げ額が決まる仕組みで、新潟県は先月1日から890円と去年から31円引き上げられました。
中小企業などからは原材料費が高騰する中で人件費が増えることへの懸念も聞かれ、厚生労働省は最低賃金を引き上げる企業に対する助成金を併せて拡充しました。
主に支援拡充の対象となるのは新型コロナウイルスや原材料価格の高騰で売り上げなどが減少した企業で、企業が新たに設備投資をした際などにかかる費用の一部を助成します。
助成の割合や上限額は、企業内の最低賃金の額や賃上げした人数によって異なり、最大で600万円の助成金を受け取ることができます。
去年7月以降にすでに賃上げを行った企業に対しても、一定の条件を満たせばさかのぼって助成を受けられます。
厚生労働省新潟労働局の吉野彰一局長は「賃金が上がらないと消費者としての購買意欲が低下し経済が回復していかない。企業側もこの制度をうまく使って賃上げに尽力してもらいたい」と話していました。