東北電力 家庭向けの電気料金の値上げ申請へ

火力発電に使う燃料の価格が高止まりする中、東北電力は、家庭向けの電気料金について値上げの申請に向けた準備に入ることを明らかにしました。
値上げ幅は現時点でおよそ3割を見込んでいて、来年度・2023年度早々には値上げしたいとしています。

これは東北電力の※樋口康二郎社長が28日、定例の記者会見で発表しました。
それによりますと、ロシアによるウクライナ侵攻や急激な円安で火力発電に使う天然ガスや石油などの価格が高止まりしているため、東北電力のことし9月までの半年間のグループ全体の決算は最終的な損益で1363億円の赤字になりました。
一方、東北電力の電気料金のうち、8割近くの家庭などが契約するプランは、ことし6月以降、最も高い状態が続いていて、さらなる値上げは国への申請が必要になっています。
これについて、※樋口社長は「できる限り今の料金水準を維持するよう努めてきたが、収支が厳しい。苦渋の決断だが、2023年度早々には値上げしたい」と述べ、家庭向けの電気料金について値上げの申請に向けた準備に入ることを明らかにしました。
東北電力が家庭向けの電気料金の値上げを申請すれば、2013年以来となります。
具体的な値上げ幅は今後調整するとしていますが、現時点でおよそ3割を見込んでいます。
※樋口社長は「さまざまな物価が上がる中、利用者に負担をかけるのは非常に心苦しいが電力を安定供給する上ではやむを得ない。当社も経営の効率化に取り組んでいく」と述べ、理解を求めました。
※「樋」のしんにょうは点1つ