新潟市で「世界津波の日」高校生サミット 宣言採択し閉幕

世界の高校生が防災について話し合う「世界津波の日」高校生サミットが新潟市で開かれ、災害の経験や教訓を世界に広く伝えていこうという思いを込めた宣言を採択し、閉幕しました。

「世界津波の日」高校生サミットは若い世代に防災意識を高めてもらおうと、日本が提唱した11月5日の「世界津波の日」にあわせて開かれています。
新型コロナウイルスの感染拡大で3年ぶりの開催となった今回は、新潟市の「朱鷺メッセ」を会場に19日から2日間の日程で行われ、日本全国の高校から留学生を含む177人が参加したほか、フィジーやカンボジアなど海外の生徒もオンラインで参加しました。
20日は記念碑の除幕式と植樹が行われ、生徒たちは新潟県の木「ユキツバキ」の苗木を植えました。
そして復興などをテーマにしたグループ討議の結果を発表し、事前の教育や訓練、それに災害時の情報共有の重要性のほか世界中の人に伝わるよう3Dのハザードマップやピクトグラムの活用などを訴えていました。
最後に災害からの復興や教訓を世界に広く伝えていこうという思いを込めた「フェニックス宣言」を採択し、閉幕しました。
議長を務めた新潟高校の乙川文旺さんは「サミットで学んだ災害に備えることの大切さを家や学校で共有していきたい。参加した高校生たちにも、宣言を通して過去の経験や教訓を継承し、伝えていくという意識をもって、将来、防災リーダーとして活躍してほしい」と話していました。
同じく議長を務めた新潟明訓高校の堰ちはるさんは「助け合いの精神や経験を語り継いでいくことの大切さ、未来に防災、減災、復興のバトンを渡していくことを世界に発信し、防災リーダーとして防災の輪を世界に広げて行きたい」と話していました。