障害の有無に関わらず音楽を楽しむコンサート 新潟

障害の有無などに関わらず音楽を楽しんでもらおうというコンサートが10日新潟市で開かれ、子どもたちが楽器を演奏するなどして楽しみました。

このコンサートは音楽を聴いたり楽器を演奏したりすることで心の成長を促す「音楽療法」に取り組むグループが新潟市北区で開き、子どもと保護者、およそ30人が参加しました。
コンサートでははじめにフルートやクラリネットなどのプロの演奏家4人が、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や「となりのトトロ」の楽曲などを披露しました。
会場には、障害のある子どもや幼い子どもが一緒に楽しめるようマットのスペースも用意され、子どもたちは寝転んだり親に肩車をしてもらったりしながら音楽を聴いていました。
最後に子どもたちは太鼓などの楽器を選び、プロが奏でるリズムにあわせて音を鳴らしてセッションを楽しみました。
参加した4歳の女の子は「いろいろな音楽を聴けて楽しかったです」と話していたほか、母親は「落ち着いてクラシックなどを聴く機会はなかなかないのでありがたいです」と話していました。
コンサートを企画した大竹孔三さんは「障害のある子どもや小さい子どもを抱える親が家族で音楽を楽しむ選択肢の1つとして、バリアのない音楽会を広げていきたい」と話していました。