返済不要の奨学金に予想超える応募 財団が寄付協力呼びかけ

経済的に困窮する家庭の子どもたちの進学を支えようと新たに創設された、寄付金をもとにした返済の必要のない奨学金に対して予想を超える応募が寄せられ、主催する財団は1人でも多くの子どもたちを支援したいとして、寄付への協力を呼びかけています。

この奨学金は、フードバンクの活動などを行う団体の代表や有識者らがつくった財団法人「未来応援奨学金にいがた」が新型コロナウイルスや物価高の影響などで経済的に困窮する家庭の子どもたちを支援しようと立ち上げました。
個人や企業からの寄付金をもとに返済の必要がない奨学金を高校生は月5000円、大学生などには月3万円、給付するもので、希望者を募ったところ、予想を大幅に上回る400あまりの応募が寄せられました。
応募したのは母子家庭など経済的に厳しい家庭が目立ち、新型コロナの影響で収入がいっそう減少したり、アルバイトができなかったりして生活に困窮する状況を訴える切実なものが多いということです。
「未来応援奨学金にいがた」副理事長の土田雅穂さんは「応募書類には本当に切実なことが書いてあって、深刻な状況がわかる。ぎりぎりの生活で切り詰められるのは『食』しかないところまで追い詰められている。ただ、これは氷山の一角で、困っている人たちはまだいっぱいいるはずだ。皆さんに協力してほしい」と話しています。
財団では、早ければ年内にも給付を始めたい考えで、企業に支援を求めるとともにクラウドファンディングでも協力を呼びかけています。