新潟県 新型コロナ 新たに620人感染確認(26日)

県内では、新たに620人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
また、26日から感染者の全数把握を簡略化する運用が全国一律に始まったことを受け、県は27日から市町村別の感染者数の公表をとりやめ、年代別の発表に切り替えることになりました。

26日、感染の確認が発表されたのは滞在中の人も含め新潟市が282人、長岡市が110人、三条市が29人、柏崎市が26人、新発田市が21人、佐渡市が20人、十日町市が18人、上越市と燕市がそれぞれ17人、阿賀野市が11人、五泉市が10人、加茂市が9人、村上市、胎内市、小千谷市、妙高市がそれぞれ8人、見附市と聖籠町がそれぞれ5人、南魚沼市が3人、糸魚川市、田上町、津南町、弥彦村、刈羽村がそれぞれ1人の合わせて620人です。
一方、県は、これまでに発表した1人について最終的な検査の結果、陰性が確認されたとして取り下げました。
また、26日から新型コロナウイルス感染者の全数把握を簡略化し、詳しい報告の対象を重症化リスクが高い人に限定する運用が全国一律に始まったことを受け、県は「陽性者登録・フォローアップセンター」を設置しました。
今後は、重症化リスクの低い人についてはセンターに自分で登録したうえで、健康状態が悪化した場合は自身でセンターに連絡することになります。
これに伴い、重症化リスクが低い人の住所などが把握できなくなるため、県は27日から市町村別の感染者数の公表をとりやめ、年代別の発表に切り替えます。
県は「感染した場合は必要な支援を受けられるよう確実に登録を行ってほしい。また、感染した人への支援体制を整えているので、県のホームページなどで情報を確認してほしい」と呼びかけています。

感染者の全数把握が見直され、医療機関に詳しい報告を求める対象が重症化リスクの高い人に限定されることについて、感染症対策が専門の新潟大学大学院の菖蒲川由郷特任教授は「オミクロン株への感染は、ほとんどは軽症で終わるということでそこまですべてカバーしてフォローする必要があるのかという観点で見直しが行われた」として、医療機関や保健所の負担が減ると見直しに一定の理解を示しました。
そして、「今までは感染すれば、保健所から連絡が来るとか『こうしてください』、『ああしてください』と言われることで行政に把握されて見守られていた状況だったが、自主的なものになる」と述べ、重症化リスクの低い人は県が新たに開設した「陽性者登録・フォローアップセンター」へ登録をして、必要な支援を受けるよう呼びかけました。
一方、県の感染発表がこれまでの市町村ごとから全県の感染者数に変わることについて「どのエリアでどのくらい流行しているのかがはっきりわからなくなることの懸念はある。医療機関もこの地域で流行していると把握していた方がいいのは実際のところだ」と指摘しました。
また、感染者がフォローアップセンターに自主的に登録した数も県内の感染者数としてまとめるため、発表される数字が実態よりも低くなる懸念もあるとしています。
その上で、今回の見直しは議論が十分でない時点で政府の政治判断で進められたとして「感染力がさらに強かったり、病原性がもっと高いウイルスが流行してきた時にこの体制でいいかというと、おそらく違うと思う」と述べ、感染の状況に応じて把握の方法を柔軟に見直していくべきだと指摘しました。