「トキ」を放鳥 新たに8羽が飛び立つ 新潟 佐渡

国の特別天然記念物「トキ」の放鳥が21日、新潟県佐渡市で行われ、新たに8羽のトキが大空に飛び立ちました。

佐渡市にある佐渡トキ保護センターでは、中国から提供されたトキを人工繁殖させたあと自然界に送り出す放鳥を行っていて、今回で27回目になります。
佐渡市片野尾地区の棚田では21日、8羽のトキが入った箱が置かれ、地域の人たちが箱を開けると勢いよく大空に飛び立っていきました。
現在、佐渡に生息するトキのほとんどは1999年に中国から贈られた「友友」や「洋洋」、そして、よくとしの2000年に中国から来た「美美」の子孫が多く、遺伝的な多様性の低さが指摘されています。
そうしたなか今回は、4年前に中国から提供されたメスの「関関」の系統の1羽が初めて放鳥され、関係者は新しい系統を増やし課題の解決につなげたいと期待を寄せています。
環境省の澤栗浩明首席自然保護官は「放鳥されたトキが佐渡で定着し、繁殖にも成功して、子孫を増やしてくれれば希望が持てる」と話していました。
環境省によりますと佐渡の自然界で生存するトキは去年12月の時点で、478羽と推定されています。