ノババックス社開発の新型コロナワクチン 新潟市で接種始まる

国内で4種類目となるアメリカの製薬会社、ノババックスが開発した新型コロナウイルスワクチンの接種が、4日から新潟市で始まりました。

ことし4月、厚生労働省はアメリカの製薬会社ノババックスが開発した新型コロナウイルスワクチンについて、18歳以上を対象に使用することを正式に承認しました。
国内で4種類目となるこのワクチンは、ファイザーやモデルナとは異なる仕組みで、厚生労働省はこれまでのワクチンでアレルギー反応が出た人なども接種できると想定しています。
ことし5月には県内で初めて長岡市で接種が始まりましたが、4日から新潟市でも始まりました。
新潟市中央区のクリニックには予約した人が次々と訪れ、中にはこれまでの接種でアレルギー症状が出た人も接種し、念のためベッドで横になって経過観察をする様子もみられました。
新潟市の40代の女性は「ファイザー社のワクチンを以前打った際にアレルギー症状が出て体調が悪くなったので、副反応が少ないとされるノババックスを選びました。今のところ体調に問題はなくよかったです」と話していました。
「万代メディカルクリニック」の西山佑樹医師は「今まで副反応が心配でワクチン接種を打ってこなかった人にとっても選択肢が増えたことは利点がある」と話していました。
新潟市では、このクリニックが唯一の接種施設で、クリニックのホームページまたは電話で予約が可能です。

従来のワクチンとノババックスワクチンの仕組みの違いです。
ファイザーやモデルナのワクチンは遺伝情報を伝達する物質mRNAを投与することで体内で新型コロナウイルスのスパイクたんぱく質と呼ばれる物質が作られウイルスに対する抗体ができます。
それに対してノババックスのワクチンは「組み換えたんぱくワクチン」という種類で、人工的に作ったスパイクたんぱく質と呼ばれる物質そのものを投与することでウイルスに対する抗体ができます。
厚生労働省によりますと、国内でノババックス接種を受けた人で38度以上の発熱が出た割合はファイザーやモデルナより低く抑えられているということです。
「万代メディカルクリニック」の西山佑樹医師は「ノババックスのワクチンはすでに『B型肝炎』などのワクチンで実用化されていて実績がある。これまでワクチン接種に不安があった人にとってはこうした面も安心材料になるのではないか」と話していました。