東京高裁 帝京長岡高校に解雇した男性の賃金仮払い命じる

帝京長岡高校に教諭として勤務していておととし解雇された男性について、東京高等裁判所は30日までに「解雇は解雇権の乱用に当たる蓋然性が高い」として男性の申し立てを認め、学校側に賃金の仮払いを命じる決定をしました。

帝京長岡高校で数学の教諭として勤務していた吉田大さんは、授業中に生徒に対して不適切な発言を繰り返したことなどを理由におととし解雇され、吉田さんの申し立てを受けた新潟地方裁判所長岡支部は解雇は無効とし、賃金の仮払いを命じる仮処分を出しました。
その後、学校側の異議申し立てを受けた裁判所がこの仮処分を取り消したため、吉田さんは東京高等裁判所に保全抗告をしていました。
吉田さんは30日、新潟県庁で会見し、東京高等裁判所が今月27日付けで「高校が元教諭に対して指導などを尽くしてきたかは疑問が残る。解雇は解雇権の乱用に当たる蓋然性が高い」などとして、学校側に賃金の仮払いを命じる決定をしたことを明らかにしました。
吉田さんは会見で「高等裁判所の決定にひとまず安心しています。学園には真摯に受け止めてほしいし、また安心して生徒たちと接し、共に成長していきたい。」と話していました。
一方、帝京長岡高校は取材に対し「賃金仮払いの決定には従いますが、裁判が継続中であり、コメントすることはありません」としています。