漫画「孤独のグルメ」原作者 久住昌之さんが新潟市で講演

漫画「孤独のグルメ」の原作者、久住昌之さんが10日、新潟市内で講演し、流行を追うのではなく長く愛されるものづくりが大切だと語りかけました。

「孤独のグルメ」は、主人公の男性が仕事で訪れたさまざまな町で1人で食事をする様子を描いたグルメ漫画です。
講演会は、中小企業に金融関連の支援を行う新潟県信用保証協会が商品開発やビジネスのヒントにしてもらおうと新潟市中央区で開き、会場にはおよそ50人の食品関連の事業者などが集まったほか、県内9か所にもオンラインで配信されました。
この中で久住さんは、新潟の食の魅力などをテーマに講演し、子どものころ父親の出身地、旧・和島村にある祖父母の家に帰省してナスなどの漬物を食べていたことや、最近、新潟で食べた刺身や日本酒の味について写真を交えながら軽妙な語り口で話しました。
そのうえで、久住さんは仕事の原点について「漫画を作るうえで考えていたのは何度も繰り返し読んでもらう作品にしたかったということ。丁寧に仕事をして自分のやり方を貫けば長持ちするし、オリジナルなものを作るため五感を使って自分でいいと思ったものを見つけることが大事だ」と述べ、流行を追うのではなく、長く愛されるものづくりが大切だと語りかけました。
講演のあと取材に応じた久住さんは「新潟は金沢や京都のような派手さはないが、そこがいい。情報発信も大事だがいいものを作っていくと人が来るようになる。そういう気持ちで盛り上げていけば、持っているいいものがもっと光って来る。明日ではないけれど5年か10年か長い目で見て頑張ってください」と話していました。