県 原発30キロ圏住民にヨウ素剤事前配布 受け取り呼びかけ

原子力発電所での事故の際、甲状腺の内部被ばくを抑える「安定ヨウ素剤」について、新潟県は、原発から5キロ圏内の住民に加えて、30キロ圏内の住民に対しても事前配布することとし、受け取りを呼びかけています。

原発の深刻な事故に備えた国の指針では、甲状腺の被ばくを抑える「安定ヨウ素剤」を原発から5キロ圏内の住民に事前配布するよう定められている一方、30キロ圏内の住民については、原則として、避難する際に配布するとされてきましたが、国は、困難と予想される場合は、自治体の判断で事前配布が可能だとしています。
県は、近年相次ぐ大雪などを考慮すると、避難の際、円滑に配布できないおそれもあるとして、事前配布を行うことにしたということです。
配布の対象は40歳未満の人や妊婦などで、40歳以上でも希望者には配布するとしています。
県は、今年度、まずは柏崎市の住民を対象に先行的に配布し、その後、順次、ほかの自治体の住民にも配布を進めていくとしています。
県感染症対策・薬務課は「対象となる方は県から届く案内をよく読んでいただき、万一の事態に備えて、ぜひ、事前に安定ヨウ素剤を受け取ってほしい」と呼びかけています。