曽爾村の“規格外トマト”など販売イベント 奈良市の大学で

曽爾村で収穫された規格外のトマトなどを、大学生らが販売するイベントが開かれました。

曽爾村は、近畿大学と村で生産された農作物などの流通や販売に関する協定を結んでいて、17日はその一環として、奈良市のキャンパス内に村が普及を進めている規格外のトマトを販売するコーナーが設けられました。
コーナーでは、村と大学が共同開発したトマトソースが販売され人気を集めていたほか、訪れた学生らが規格外のトマトを次々と袋詰めして購入していました。
40代の大学職員は「規格外のトマトは色も香りもよいのに、市場に出回らないのはもったいない。こういうイベントがあれば消費者が手にする機会も増えると思う」と話していました。
村と商品の開発などを進めている近畿大学農学部の大石卓史 教授は「規格外のトマトは形はよくないが品質がよくて味が濃く、おいしい。今回のイベントが規格外トマトを知るきっかけになればと思う」と話していました。