桜井 大神神社で3つの茅の輪くぐって無病息災願う

桜井市の大神神社で、「かや」でできた大きな輪をくぐって無病息災を祈る「茅の輪(ちのわ)くぐり」が行われています。

大神神社の「茅の輪くぐり」は、年の前半についた けがれなどを払って、残り半年の無病息災を祈る伝統行事で、毎年、夏至のころに行われています。
神社の拝殿の前には、宇陀市から運んだ「かや」でできた直径2メートル余りの3つの輪が、横一列に並べられています。
大神神社の「茅の輪くぐり」は、平安時代の書物に「3つの茅の輪をつくって岩の上においてまつる」という記述や、拝殿の奥にある三ツ鳥居などにちなんだ独特の形式で、参拝に訪れた人は数字の8の字を描くように輪をくぐっていました。
大阪市の50代の女性は「娘が北京に留学しているので、家族の健康をお願いしながらくぐりました」と話していました。
また、生駒市の50代の男性は「妻の父親の体の調子が悪かったので元気になることや、息子の大学合格をお願いしました」と話していました。
大神神社の「茅の輪くぐり」は、7月7日まで行われます。