上司にSNSでパワハラ 県職員を懲戒処分

上司に対しSNSなどでひぼう中傷や脅迫のメッセージを100回余り送った行為がパワーハラスメントにあたるとして、奈良県の職員が減給の懲戒処分を受けました。

県によりますと、農業研究開発センターの49歳の職員は、中和土木事務所に勤務していた去年5月から10月にかけて、当時の上司に対し、「給料泥棒」とか「所長に左遷を進言する」などといったひぼう中傷や脅迫のメッセージをSNSやショートメールであわせて101件送ったということです。
県人事課では、こうした行為が上司へのパワーハラスメントにあたるとして、28日付けでこの職員を2か月間、減給10分の1とする懲戒処分としました。
このほか、令和4年度に当時の高田土木事務所の次長ら3人が請求書を紛失し、カラーコピー機を使って偽造したとして、戒告の処分を受けました。
奈良県の三宅浩 総務部次長は「県政に対する信頼を失い、大変遺憾に思う。全職員に綱紀粛正を通知し、不祥事の再発防止に努めたい」とコメントしています。