奈良の古寺をあじさいで彩るイベント 25日から開催

奈良県中部にある4つの寺の境内をあじさいで飾るイベントが、25日から始まるのを前に、参加する寺では飾りつけなどの準備が進められています。

奈良県中部にある壷阪寺、岡寺、長谷寺、室生寺の4つの寺では、25日からあじさいで境内を飾って参拝者を迎えるイベント、「大和三大観音あぢさゐ回廊」が開かれます。
このうち、高取町の壷阪寺では、24日、境内にある大仏の周辺におよそ250鉢のあじさいが飾りつけられました。
あじさいは、青や紫といった定番の色から赤や黄色など珍しい色のものまでおよそ30種類あり、大仏周辺をカラフルに彩っています。
イベントでは、それぞれの寺で趣向を凝らしたあじさいの飾りつけが行われるほか、4つの寺を巡るスタンプラリーも行われます。
壷阪寺の喜多昭真 執事は、「ことしはあじさいの数を増やし、新たに大仏の手の上にも飾りつけました。雨の多い季節を迎えますが、多くの色とりどりのあじさいを見てもらい、心が晴れやかになってもらいたい」と話しています。
イベントは、7月7日まで行われます。