ピアニストの反田恭平さん 県文化会館の「芸術監督」に就任

世界的に活躍するピアニスト 反田恭平さんが奈良市にある県文化会館の芸術監督に就任し「奈良を豊かな音楽の街にしていきたい」と意気込みを語りました。

奈良市にある県文化会館は、令和9年度のリニューアルオープンを目指して現在、整備が進められていますが、県は13日付けで、新たな芸術監督に世界的に活躍するピアニストの反田恭平さんが就任したと発表しました。
反田さんは、自身が率いるプロのオーケストラが奈良市を活動拠点にするなど、奈良に深いゆかりがあるほか、国内外のさまざまな会場で演奏した経験があることから、新しいホールの音響などについて助言したり、運営に携わったりしていくということです。
13日は県庁で、反田さんのオーケストラと県との間で文化会館活用に関する覚書が締結され、この中で反田さんのビデオメッセージが披露されました。
反田さんは芸術監督への就任について「とても名誉なことだ。演奏のおもしろい聴き方なども考えているので、楽しみにしてほしい。奈良を豊かな音楽の街にしていきたい」と意気込みを語りました。
山下知事は「これまで文化会館は貸し出しが中心だったが、これからは会館側から音楽を提供していくアクティブな場所にしたい。反田さんに助言をもらいながら、おしゃれで前衛的なすばらしいホールにしたい」と話していました。