奈良県全面参加の関西広域連合 山下知事“奈良の発展に”

奈良県が全面参加することになってからはじめてとなる関西広域連合の委員会が25日、大阪で開催され、出席した山下知事は「すべての分野に一生懸命取り組み関西、奈良の発展に貢献したい」と意気込みを述べました。

奈良県はこれまで▽広域防災と▽広域観光・文化・スポーツ振興の2つの分野で関西広域連合に参加していましたが、今月(4月)から産業振興や医療など7つのすべての分野で参加することになりました。
25日に大阪・北区で広域連合の委員会が開催され、2府6県と4つの政令市の知事や市長らが出席しました。
委員会では▼能登半島地震への対応について現状の支援方針に基づき引き続き支援していくことで同意したほか、▼来年開幕する大阪・関西万博の期間中、ライドシェアの規制緩和などを国に求めていくことなどを確認しました。
委員会終了後、山下知事は「これまでは参加していない分野の発言を控えていた。これからはすべての分野に一生懸命取り組んで、関西、奈良の発展に貢献したい」と意気込みを述べました。
また、広域連合長をつとめる滋賀県の三日月大造知事は「仲間は多い方が良いし奈良県の全面参加が整い、我々も心強い。広域自治を進化させるよう取り組みたい」と奈良県の全面参加を歓迎しました。