下北山村など支援の観光キャンペーン 5月下旬から試験的実施

土砂崩れによる影響を受けている下北山村などを支援するための観光キャンペーンを、県は来月(5月)下旬から試験的に実施することにしました。

去年12月、下北山村で発生した土砂崩れでは、国道169号線が現場周辺で3か月以上にわたって通行止めになっています。
県は影響を受けている下北山村と上北山村、それに川上村を支援するため3つの村に宿泊すれば旅行代金を50%割り引く観光キャンペーンを来月(5月)下旬から試験的に実施することにしました。
さらに、支援を拡充し、▼林道へのう回が余儀なくされている上北山村と下北山村の事業者に対し、ガソリン代として1台あたり最大4万円を補助するほか、▼下北山村でおよそ200人いる県の新規採用職員の研修を2泊3日で実施し、地域の人たちとの交流などを通して地域の活性化につなげたいとしています。
山下知事は定例会見で「早く道路が通行できるようにするのが一番だがそれまでの間、県庁が一丸となって地域に心を寄せ、現場の声に耳を傾けながら地域の活力の再生につなげたい」と述べました。