県内で黄砂の飛来観測 18日夜遅くまで洗濯物の付着など注意

県内では17日に引き続いて、18日も黄砂の飛来が観測されました。
気象台は、黄砂の飛来は18日夜遅くまで続き、屋外に干した洗濯物などへの黄砂の付着や、車の運転などに注意するよう呼びかけています。

奈良地方気象台によりますと、18日午前9時ごろ、県内で黄砂の飛来を観測したということです。
18日は、一日を通して上空の広い範囲が黄色くかすんだ状態となり、物が肉眼ではっきり見える範囲の「視程」が午前中、9キロになりました。
気象台によりますと、黄砂の飛来は18日夜遅くまで続き、屋外に干した洗濯物などへの黄砂の付着や、車の運転などに注意するよう呼びかけています。
黄砂は、19日には紀伊半島の南の海上に移動すると予想されています。

【街の人は】
近鉄生駒駅のロータリーに停車していたタクシーには車体が白く汚れている車も見られました。
タクシー運転手の男性は「毎年のことなのでもう慣れてきたが、拭いてもすぐに車のボディー全体に黄砂が積もってしまう。一日何度も拭いている」と話していました。
また、駅前にいた生駒市の30代の男性は「朝から目がかゆく、花粉症でもあるので目薬をずっと使っています。早くおさまってほしい」と話していました。
同じ生駒市のコインランドリーには、洗濯物を外に干せず、乾燥機を利用する人もいました。
40代の夫婦は「子どももいるので洗濯物を外に干すのは心配で、室内では全てを干しきれずコインランドリーに来た。なるべく黄砂には気をつけている」と話していました。