大阪・関西万博に向け 奈良県が実行委員会設立

来年開幕する大阪・関西万博に向けた奈良県の実行委員会が設置され、17日、設立総会が開かれました。

県の実行委員会は、来年4月に開幕する大阪・関西万博に向けて、自治体や民間企業が連携して会場でのイベントの実施や県内への観光客誘致を進めようと設立されたもので、17日の時点で県や市町村、民間企業など54団体が参加しています。
17日は、奈良市で関係者が出席して設立総会が行われ、会長をつとめる山下知事が「奈良県は関西の一員として万博に積極的に参加し、成功させる責務がある。世界中の人に奈良のことを知ってもらうまたとない機会なので、オール奈良の体制で進めていきたい」とあいさつしました。
実行委員会では、今後、▼万博会場でのイベントと▼県内への観光客誘致、▼それに機運醸成の3つの事業を、主体となって進めていくということです。
このうち会場でのイベントについては、来年5月の3日間、県発祥とされる能や狂言と最新技術を組み合わせた芸術ステージや、奈良の食を味わうブースの設置などを企画することにしています。