老化の予防に向け研究センター設立 記念のシンポジウム

橿原市の県立医科大学に人の老化の予防などについて研究を進める施設が新たに設立され、これを記念したシンポジウムが奈良市で開かれました。

橿原市の奈良県立医科大学に今月(4月)1日に設立されたのは「オートファジー・抗老化研究センター」です。
センターでは「オートファジー」と呼ばれる▼人の細胞内にあるたんぱく質などの新陳代謝を促す機能や▼体に有害な細菌などを取り除く機能の研究などを進め、人の老化の予防に取り組むことにしています。
設立を記念して16日、奈良市内でシンポジウムが開かれ、およそ300人が集まりました。
はじめに奈良県立医科大学の細井裕司 学長が、「老化を予防する研究は現代医学において重要なテーマのひとつだ。健康で豊かな社会の実現に貢献していきたい」とあいさつしました。
続いて、オートファジー研究の第一人者で、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典さんが、オートファジーのメカニズムの解明などこれまでの研究成果を発表したうえで、「たくさんの地道な努力が必要になると思うが、センターのこれからに期待したい」と話しました。
シンポジウムのあと、「オートファジー・抗老化研究センター」の中村修平 センター長は「きょうのシンポジウムで多くの人に興味を持ってもらえていると知り、決意を新たに研究に取り組みたい」と話していました。