奈良県内の障害者虐待 令和4年度は23件 前年度より5件減

奈良県内で障害者が家族などから虐待を受けたケースは、令和4年度は23件で、前の年度より5件減ったことが県の調査でわかりました。

県によりますと、令和4年度に県や市町村に寄せられた相談や通報をもとに確認された障害者に対する虐待の件数は23件で、前の年度から5件減りました。
虐待の内容は、重複しているものを含めると、▼暴力を振るうなどの「身体的虐待」が14件で最も多く、次いで、▼暴言を浴びせるなどの「心理的虐待」が9件、▼財産を無断で使うなどの「経済的虐待」が7件などとなっています。
また、虐待を行った人は、▼障害者福祉施設の職員などが14人、▼家族などの「養護者」が13人などとなっています。
県障害福祉課は、「障害者に対する虐待について少しでも気づいたことがあれば、県や市町村の窓口にすぐ相談してほしい」としています。
奈良県の相談窓口は、県障害者権利擁護センターで、電話番号は0742−27−8516です。