奈良市 上司に暴行の職員と万引きの女性看護師を懲戒処分

奈良市は、上司に暴行を加えた50代の職員と休職中に万引きをした50代の女性看護師の2人を、29日付けで懲戒処分にしたと発表しました。

懲戒処分を受けたのは、市のごみ処理施設、「環境清美工場」に勤務する武田真治係長(57)と市保育総務課で勤務する55歳の女性看護師です。
市によりますと、武田係長は、勤務中の去年(2023年)末、燃やしたごみの灰をかき出す時に使う木製の棒で上司の足をなぐるなどの暴行を加え、全治1週間の軽いけがをさせたということです。
調査に対して、武田係長は、「作業中に上司を呼んだがなかなか来てもらえず、かっとなった」と話しているということで、市は、係長を停職1か月の処分にしました。
また、女性看護師は、休職中の去年12月、市内のスーパーマーケットで食料品およそ2000円分を万引きしたということで、市は、停職6か月の処分としました。
奈良市は、職員2人の懲戒処分について、「市への信用を傷つける行為であり、おわび申し上げます。信頼回復と再発防止に向けて取り組んでまいります」とコメントしています。