愛子さま 神武天皇陵を参拝 橿原

天皇皇后両陛下の長女の愛子さまは、26日、三重県の伊勢神宮を参拝したのに続き、27日、奈良県を訪れて、神武天皇陵を参拝されました。

今回の参拝は、学習院大学を卒業したことを報告するためのもので、愛子さまは、27日午後2時半前に、橿原市の神武天皇陵に到着されました。
神武天皇は、日本書紀などで初代の天皇とされています。
愛子さまの参拝は、両陛下とともに訪れて以来8年ぶりで、お一人で参拝されたのは初めてです。
グレーのロングドレス姿の愛子さまは、玉砂利が敷き詰められた参道をゆっくりと歩いて木立に囲まれた天皇陵の前に進み、玉串を供えて拝礼されました。
初めてのお一人での地方訪問となった今回の三重県と奈良県への訪問で、愛子さまは行くさきざきで集まった地元の人たちや観光客の歓迎を受けられました。
車に乗っている際は窓を開けて沿道に向かって手を振り、訪問先で地元の小学生から「卒業したんやろ、大学」とか「ニュースで見たで」などと話しかけられると笑顔で応じられていました。
愛子さまは、27日夜、東京に戻られます。

【愛子さま参拝で住民も歓迎】
愛子さまを見送るため近鉄橿原神宮前駅を訪れた50代の男性は「立派になられたと感じました。これから社会人になるにあたりいろいろ見聞を広めて活躍されることを祈っています」と話していました。
また、大阪・堺市の60代の女性は「お生まれになった時のニュースを覚えているので成長されて感慨深く、社会人になっても頑張ってほしいです」と話していました。