“大谷グローブ使って”スポーツ店が県内の小学校にボール寄贈

大リーグの大谷翔平選手が全国の小学校に贈ったグローブをもっと使ってもらおうと、奈良県内のスポーツ用品店が県内の小学校にボールを寄贈しました。

大谷選手は去年11月、全国の小学校にグローブを寄贈することを発表し、県内の小学校にも届いています。
こうしたなか、大和高田市に本店があるスポーツ用品店がもっとグローブを使ってもらおうとボールを寄贈することになり、5日、松田修一 社長が県庁を訪れ、県教育委員会の吉田育弘 教育長にゴム製のボールを手渡しました。
ボールは軟式野球用のボールをかたどった実際の軟式ボールより軟らかいもので、希望する県内の公立小学校や特別支援学校などあわせて194校に4球ずつ贈られます。
スポーツ用品店などによりますと、県内の小学校では大谷選手からグローブが届いたものの、野球のボールがなく、学校で思うように使われていないケースも多いということです。
スポーツ用品店の松田社長は、「せっかく贈られたグローブが使われないと大谷選手の思いが届かないと思うので、みんなでキャッチボールをして楽しんでほしい」と話していました。