大和郡山 病気の子ども一時預かり施設 3月1日運用前に式典

病気になった子どもを一時的に預かる保育施設が3月、大和郡山市の病院の敷地内にオープンするのを前に、2月28日、記念の式典が開かれました。

病気になった子どもを預かる保育施設は大和郡山病院の敷地内に設置され、3月1日から運用が始まります。
28日は完成した施設の前で大和郡山市の上田清市長や病院の松村正彦院長などがテープカットをしてオープンを祝いました。
平屋建ての施設は保育の定員が3人で、対象は生後6か月から小学6年生までの市内に住む子どもです。
事前に利用者登録をすれば急に発熱した場合など最大で7日間、有料で子どもを預かってもらえます。
施設には感染防止のための個室があり、保育士のほか必要に応じて看護師も配置され、緊急時には病院の小児科医も対応するということです。
施設は共働き世帯の増加に伴い、病気になった子どもを保育する需要が高まる中、市と病院が共同で6000万円余りをかけて病院の敷地内に設置し、運営は病院が行います。
病院の松村院長は「病院にも多くの要望がありこの施設を通じて働く親の子育てを助けたい」と話していました。