奈良市ではしか感染を確認 感染力強く注意呼びかけ

奈良市に滞在していた外国人の男性が、はしかに感染していたことがわかりました。
県内で感染が確認されたのは、2021年11月以来で保健所は注意を呼びかけています。

奈良市保健所によりますと今月(2月)23日、奈良市に滞在中の20代の外国人の男性が、高熱などの症状を訴えて市内の医療機関に救急搬送されました。
その後、県保健研究センターで詳しく調べたところ、今月24日になって、はしかに感染していたことがわかったということです。
男性は今も入院していますが、容体は安定しているということです。
市によりますと男性は今月7日、海外から入国し、19日の午後0時から0時半の間にJR奈良駅を利用し、21日の午後1時から2時半ごろまでは、奈良市の三条通りにある市の観光センターを利用したということで、それ以外は宿泊先のホテルの部屋にいたということです。
奈良県によりますと、県内ではしかの感染が確認されたのは、2021年11月以来となります。
はしかは空気感染で広がり、感染力が極めて強いことから、奈良市保健所は今月19日と21日の同じ時刻に駅や観光センターを利用し、発熱やせきなどの症状がある人は、保健所か医療機関に相談してほしいと呼びかけています。