J3奈良クラブ 開幕戦 FC琉球に敗れ黒星スタート

サッカー・J3の奈良クラブは、24日、ホームの奈良市で開幕戦に臨み、FC琉球に1対2で敗れ2年目の今シーズンも黒星スタートとなりました。

昨シーズンはJ3、1年目ながら終盤まで上位争いに加わり5位と健闘した奈良クラブは、ホームの奈良市のロートフィールド奈良にFC琉球を迎えて開幕戦に臨みました。
スタジアムには2000人を超える観客が詰めかけ、手拍子や応援歌で2年目のシーズンの開幕を盛り上げました。
試合は前半、奈良クラブが攻撃のリズムをつかめない中、15分に先制され、さらに34分にも追加点を奪われ0対2で折り返しました。
巻き返したい奈良クラブは後半、サイドからの攻撃を増やして徐々にリズムをつかみ、38分、新加入の下川陽太選手のクロスに同じく新加入で関西学生リーグ得点王の百田真登選手が、頭であわせてみずからのプロ初ゴールと今シーズンのチーム初ゴールを決めました。
1点差とした奈良クラブは、その後も再三相手ゴールに迫りましたがゴールを決めきれず、このまま1対2で敗れ、昨シーズンに続いて開幕戦を勝利で飾ることはできませんでした。
フリアン監督は「開幕戦はいつも難しく、これから修正していかなければならない部分も多いが、全体としてはよかった。これからはホームの成績をより良くしていきたい」と話していました。
奈良クラブの次の試合は来月(3月)3日の第2節で、ふたたびホームのロートフィールド奈良で長野パルセイロと対戦します。

【鈴木選手・百田選手は】
ゲームキャプテンを務めた生駒市出身の鈴木大誠選手は「ことしはホームで勝つという目標をたてていたので、開幕戦でまず達成できず悔しく思う。応援してくれるサポーターの期待に答えるために次に向けてしっかり準備していきたい」と話していました。
また、開幕戦でプロ初ゴールを決めた百田真登選手は「ゴールできたことは素直にうれしいが、勝利につながらなかったことは悔しい。J3の得点王を狙うという目標に向けていいスタートを切れたので、これからは勝ちにつなげていきたい」と話していました。

【試合前のサポーターは】
山口県から訪れたという親子は「応援している選手が今シーズンから奈良クラブに移籍したので初めて試合を見に来たが、スタジアムの雰囲気が明るくて居心地がいい。ぜひJ3で優勝してほしい」と話していました。
奈良市内に住む30代の男性は「昨シーズンから応援していて、サポーターになってほしいと思い、帰省中の兄を連れてきた。快勝していいスタートをきってほしい」と話していました。