関西広域連合 奈良県「全面参加」へ 大阪知事が期待感

関西圏の自治体でつくる関西広域連合に、ことし4月から奈良県が「全面参加」することになったことについて、大阪府の吉村知事は、経済や災害対策などでの協力に期待感を示しました。

関西広域連合は、防災や産業振興など7つの分野で広域的な課題の解決に取り組む組織です。
奈良県はこれまで、防災と観光・文化・スポーツ振興の2つの分野で参加していましたが、去年(2023年)、就任した奈良県の山下知事はすべての分野に参加することを表明していました。
関西広域連合は、奈良県の「全面参加」に必要な手続きを進めたうえで、規約の改正を総務大臣に申請していましたが、今月(2月)20日付けで許可され、奈良県はことし4月から、関西広域連合にすべての分野で参加することになりました。
これについて、大阪府の吉村知事は22日、記者団に対し、「関西広域連合に奈良県が加入するのは歓迎です。経済だけでなく、災害対策などさまざまなことについても情報共有ができるので、奈良県が加入することによって、より関西が力を合わせて、一致団結して成長に向けて頑張れるようになると思う」と述べ、期待感を示しました。