奈良公園周辺でイルミネーション 「なら瑠璃絵」始まる

奈良の冬をイルミネーションで彩るイベント、「なら瑠璃絵」が8日から始まりました。

このイベントは観光客の少ない2月に奈良の観光を盛り上げようと、奈良市の奈良公園周辺で毎年この時期に開かれていて、ことしで15回目です。
8日は春日大社の萬葉植物園で点灯式が行われ、集まった人たちのカウントダウンにあわせて一斉にイルミネーションが点灯されると歓声があがりました。
植物園の芝生の広場には一面に白や青のLEDが敷き詰められ、訪れた人たちは暗闇に浮かび上がる幻想的な光景をカメラにおさめたり、願いを書いた短冊を竹でできたツリーに飾ったりしていました。
また、春日大社の国宝殿の白壁には、春日大社にゆかりのある行事などの映像が映し出され、会場に流れるみやびな音楽が雰囲気を盛り上げていました。
大阪府から来た60代の女性は「去年も来ましたが、ことしは会場が違うので楽しみにしていました。きれいです」と話していました。
「なら瑠璃絵」は今月(2月)14日まで午後6時から午後9時まで毎日行われ、奈良公園やその周辺にある神社や寺がイルミネーションやライトアップで彩られます。