奈良 アインシュタインが演奏のピアノ 修理終えホテルに戻る

奈良市の老舗ホテルに展示されている世界的に有名な物理学者、アインシュタインが演奏したピアノの修理が終わり、7日、2週間ぶりにホテルに戻ってきました。

奈良市にある老舗ホテル「奈良ホテル」は、世界的な物理学者、アインシュタインが1922年に初めて来日し、奈良を訪れた際に弾いたピアノを展示しています。
ピアノは製造から100年以上がたち、部品の劣化が目立っていたため、先月(1月)17日から音色に大きく関わるハンマーと呼ばれる部品を取り替える大幅な修理がおこなわれていました。
7日は、およそ2週間の修理を終えたピアノがホテルに戻り、従業員が実際に鍵盤をたたきながら生まれ変わった音色を確認していました。
奈良ホテルの広報担当、津川あかねさんは「大幅な修理で、現代的でいきいきとした音になった。このピアノで演奏会やイベントを企画していくので新たな音色を味わってほしい」と話していました。
ホテルでは今月23日、事前申し込みした人を対象にプロのピアニストによる演奏会を開くことにしています。