事業見直しの川西町の用地 スポーツチーム関連拠点など整備へ

県は山下知事の事業見直しで活用方針が未定となっていた川西町の用地について、スポーツチームの関連拠点などを整備していく方針を明らかにしました。

これは、6日、山下知事と川西町の小澤町長が会見して発表しました。
県と町によりますと、整備を進めていくのは川西町下永地区のおよそ15ヘクタールで、▼スポーツチームの拠点を誘致し強化試合や合宿などを通じて地域の活性化につなげるほか、▼企業を公募で誘致して工場見学など子どもが楽しめるような機能を併設するということです。
また、このエリアの近くにあるプールやテニスコートなどを備えた県営の施設「まほろば健康パーク」なども活用して、子育て世代が交流できるまちづくりを目指していくということです。
県は新年度予算案に整備の前提となる埋蔵文化財の調査費用などを計上する考えですが、具体的な事業者や施設の完成時期は未定だとしています。
このエリアをめぐっては、県がこれまで大規模なテニスコートや農園など農業施設を整備する計画にしていましたが、去年5月に就任した山下知事が見直しを表明し、町と協議を続けていました。
山下知事は「地域の活性化につながるプランができたと思っている」と話しています。
また、川西町の小澤町長は「まほろば健康パークと相乗効果が期待できるので具体的に進めていきたい」と話しています。