幼稚園の園児が鬼退治通じて交通安全学ぶ 橿原

3日の節分を前に、豆まきを模した鬼退治を通じて、子どもたちに交通安全への意識を高めてもらおうというイベントが、橿原警察署で開かれました。

このイベントは、橿原警察署が毎年この時期に行っているもので、橿原市の警察署の駐車場には、明日香村にある明日香幼稚園の園児およそ50人が招かれました。
そして、鬼にふんした署員が、「飲酒運転」や「交通事故」などと書かれた金棒の形をしたパネルを持って現れると、園児たちは豆に見立てたボールを投げて鬼を追い払いました。
そして、今西寿広 署長らが、園児の代表に「事故はイヤ!」などと書かれた袋に入った豆を手渡しました。
このあと交通安全教室が開かれ、横断歩道が描かれたシートを地面に広げて、横断歩道ではいったん止まって車が来ないか左右を確認し、交差点では後ろもしっかり確認してから、手をあげて渡ることなどを教わっていました。
参加した園児の1人は、「これから横断歩道を渡る時は車が来ないかしっかり確認します」と話していました。
橿原警察署交通課の赤井一昌 課長は、「子どもたちは飛び出しなどで事故にあう確率も高いので、こういったイベントを通して交通ルールを守るという意識を高めてもらいたい」と話していました。