「食」通じウクライナへの理解を 小学校給食にボルシチ 生駒

ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナについて理解を深めてもらおうと、生駒市の小学校の給食にウクライナの郷土料理「ボルシチ」が出されました。

この取り組みは、「食」を通じてウクライナへの理解を深め避難民などへの思いやりの心を育んでもらおうと市が企画しました。
30日は生駒市内の5つの小学校の給食にウクライナの郷土料理で、ビーツという野菜を使った鮮やかな赤色のスープ、「ボルシチ」が出され、このうち生駒台小学校の6年生のクラスでは玉ねぎやにんじん、豆なども入ったあたたかいボルシチをおいしそうに食べていました。
市の学校給食センターによりますと、ボルシチは本場の味に近づけようと天理大学のウクライナ人留学生からレシピを教えてもらったということです。
また、今回の給食の材料費には、ウクライナを支援しようと生駒市にある茶せんの組合が販売したウクライナの国旗に使われている青と黄色の糸を使った茶せんの売上金の一部を活用したということです。
児童の1人は「ウクライナ料理をはじめて食べましたがおいしかったです。ウクライナの人も安心してごはんが食べれるようになることを祈っています」と話していました。