近鉄 3月ダイヤ改正で始発列車繰り上げや急行増発へ

「近畿日本鉄道」は、ことし3月のダイヤ改正で、奈良線の始発列車を繰り上げるほか、大阪線で朝の通勤時間帯に急行を増やすことになりました。

近鉄は、新型コロナの5類への移行などに伴う鉄道の利用客が回復傾向にあることを踏まえ、けいはんな線をのぞく全線を対象に、ことし3月16日づけでダイヤ改正を行うことになりました。
このうち、▼奈良線・難波線では、大和西大寺駅を午前5時に出発する「区間準急」を新たに設け、始発列車をこれまでより16分繰り上げます。
また、▼大阪線では、▽朝7時台に五位堂駅を出発する「急行」を1本、新設するほか、▽「区間準急」を「急行」に変更します。
大阪と奈良の間では、JR西日本が3月から新たに通勤客向けの「特急」を導入する予定で、通勤需要を取り込もうという動きが相次いでいます。
このほか、▽京都線では、外国人観光客の増加傾向を踏まえ、平日の午前11時台から午後2時台の「急行」を、1時間あたり3本から4本に増発し、近鉄奈良駅を発着する列車を増やします。
▽南大阪線では、大阪阿部野橋駅を午後9時台から午後10時台に出発する一部の列車の車両数を大幅に増やします。